こんにちは!姿勢矯正専門さいたま市南区南浦和えびす整骨院です!

 

先日頸椎ヘルニアになったという患者さんが来院されました。

もともと姿勢が悪く猫背気味でストレートネックでもあるとおっしゃっていてそれが原因だろうと病院で言われたそうです。

保存療法で様子をみることになったそうで、少しでも早く良くなりたいとの思いからえびす整骨院に来院されたとのことでした。

 

椎間板ヘルニアと聞いて腰を連想される方は多いと思いますが、すべての椎骨(背骨)と椎骨の間に椎間板が存在し、頸椎ヘルニアは首の部分に病巣がある状態をいいます。

 

頸椎ヘルニアは椎間板に圧力がかかることが原因で発症することが多く、ストーレートネックのような不良姿勢による負荷や激しい運動、例えば身体の接触のあるコンタクトスポーツのプレーが原因となることが多いです。

また加齢により椎間板が変性しもろくなったり、体質によって発症しやすかったりといったこともあります。

 

初期の症状は首や肩の違和感、こりの感覚、手に軽い痺れを感じることがあります。

ここで首に負担をかけないように安静にしていれば1ヶ月ほどで改善しますが、症状が進行すると首を動かすことによって痛みが出たり手にも痛みや強い痺れを感じるようになります。

さらに重症化すると手の感覚がなくなり筋力の低下がおこり手を使った作業が難しくなります。

場合によっては下半身に症状が出ることもあり、排尿障害などおこすこともあります。

 

診断はMRIやCTといった画像検査によって確定します。

首、肩の痛み以外に手の痺れが長く続く場合は専門の医師に相談することをお勧めします。

 

続いて椎間板ヘルニアや頚椎症の方がしない方が良い動作・習慣を紹介します。

 

1 猫背やストレートネックになる姿勢

前回の投稿でも挙げたように、猫背やストレートネックといった不良姿勢は症状を悪化させるおそれがあります。

デスクワークやスマホを操作する場合は良い姿勢を意識して長時間続けないように適度に休憩をするようにしましょう。

 

2 激しい運動

こちらも前回上げたように椎間板ヘルニアの原因となることがあるものであり、無理に続けると症状を悪化させてしまいます。

痛みや痺れといった自覚症状がある場合は、ウォーキング程度の軽めの運動をするようにしましょう。

また、重いものを持つといった動作も頚に負担がかかるためウェイトトレーニング等も控えるようにしましょう。

 

3 うつぶせに寝る、高い枕を使う。

うつぶせに寝ると頸椎がねじれたり過度に背屈した状態になります、また高い枕を使うと頚がうつむいた形になり頸椎に負担がかかります。

睡眠時の姿勢を気を付けることは難しいかもですが、せめて眠るまでの間はうつぶせにならないようにして枕の高さも適切なものにしましょう。

 

以上に挙げた例以外にも頚に負担のかかる動作は日常にたくさんあります、全てを避けることは難しいですが、症状が悪化してしまってはその日常生活に悪影響を及ぼします。

上に挙げたものは比較的注意しやすいものにしたつもりですので意識していただけると幸いです。

 

ここから頸椎ヘルニアの方向けのストレッチを紹介していきます。

 

頸椎ヘルニアの場合は首に負担がかからないように安静にすることが治療の基本です。

そのため首を伸ばしたり動かしたりすると症状が悪化してしまいます。

首を直接伸ばすのではなく肩や腕、背中といった周辺の筋肉を伸ばすことで血流が良くなり症状が軽くなることもあります。

 

肩甲骨周りのストレッチ

1.背筋を伸ばした状態でイスに座り両手を前にまっすぐ伸ばします。

2.肘の高さを変えずに曲げ腕を後ろに引きます、この時背中の肩甲骨が内側に寄っていることを意識してください。

3.手の平を前に向けるように腕を起こします。

4.腕を上にまっすぐ伸ばします、伸ばしきったら肘を曲げ下におろします、このとき肩甲骨が動いていることを意識してください。

5.10回ほど繰り返しましょう。

 

肩の前側のストレッチ

1.右腕を真横に伸ばし壁に手のひらを付けます。

2.そのまま身体を開くように回して胸の前側を伸ばします。

3.15~20秒キープしてもとに戻ります。

4.反対側も同じように伸ばします。

 

背中のストレッチ

1.床に仰向けに寝転がります。

2.右足を上げ左側に左側に倒します。

3.左手で右膝を床に付くようにおさえ顔は右を向き背中を伸ばすように意識します。

4.15~20秒キープしてもとに戻ります。

5.反対側も同じように伸ばします。

 

ストレッチをする際に強い痛みがでる場合はすぐに中止してください。

 

いかがでしたか?頸椎ヘルニアの解説でした。

次回もお楽しみに!

 

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