デスクワークの腰痛はもしかして内転筋?
デスクワークが多い方にとって、腰痛は避けられない悩みの一つです。しかし、その原因が「内転筋」の弱さにあることをご存知でしょうか? 内転筋とは、太ももの内側に位置する筋肉群で、主に股関節の安定性を保つ役割を果たしています。この筋肉が弱くなると、骨盤の安定性が失われ、腰痛の原因となることがあります。今回は、デスクワークによる腰痛の原因として考えられる内転筋の役割と、その改善方法について詳しく解説します。
内転筋とは?
内転筋は、股関節の内側に位置する筋肉群で、主に以下の筋肉が含まれます:
大内転筋:股関節を内転(内側に引き寄せる動き)させる主要な筋肉です。
長内転筋:股関節の内転だけでなく、前屈や外旋にも関与します。
短内転筋:股関節の内転とともに、骨盤の安定にも寄与します。
内転筋は、歩行や立ち姿勢を支える重要な役割を持っています。これらの筋肉が適切に機能していれば、股関節や骨盤が安定し、姿勢が保たれやすくなります。しかし、デスクワークなどで座りっぱなしの生活を続けていると、内転筋が使われる機会が少なくなり、筋力が低下します。その結果、股関節や骨盤が不安定になり、腰に負担がかかりやすくなります。
姿勢筋との関連性
内転筋が弱くなると、骨盤が前後に傾きやすくなり、姿勢全体のバランスが崩れます。ここで重要なのが「姿勢筋」です。姿勢筋は、姿勢を維持するために働く筋肉群で、背中や腹部、骨盤周りの筋肉が含まれます。特に、脊柱起立筋や腹横筋が姿勢筋として知られ、これらが弱ると猫背や腰痛を引き起こしやすくなります。
デスクワークでは、長時間の座位によって姿勢筋が過剰に使われる一方で、内転筋がほとんど使われない状態が続きます。これが、骨盤の前傾や後傾を引き起こし、結果的に腰に負担をかける要因となるのです。
腰痛をなくすために内転筋を鍛えよう‼️
内転筋を強化することは、腰痛の予防や改善に非常に有効です。特に、以下のエクササイズを取り入れることで、内転筋の筋力を向上させることができます:
サイドレッグレイズ:横向きに寝て、上側の脚をまっすぐ伸ばしながら持ち上げる運動です。これにより、大内転筋や長内転筋が鍛えられます。
スクワット:膝を曲げて腰を下ろす動作で、内転筋だけでなく、太ももの前面やお尻の筋肉も同時に鍛えることができます。
ボールスクイーズ:椅子に座った状態で、膝の間にボールを挟んで軽く押しつぶす運動です。内転筋が効率よく鍛えられ、簡単に行えるエクササイズです。
これらのエクササイズを日常的に取り入れることで、内転筋を強化し、骨盤の安定性を高めることができます。さらに、内転筋の筋力が向上すれば、姿勢筋とのバランスも整い、腰への負担が軽減されます。
えびす整骨院での姿勢矯正と内転筋ケア
えびす整骨院では、腰痛の原因を根本から改善するために、姿勢矯正と内転筋の強化を組み合わせたアプローチを提供しています。まず、姿勢矯正により骨盤や背骨の位置を整え、全身のバランスを回復させます。この過程で、姿勢筋の活性化を促し、正しい姿勢を維持できるようサポートします。
さらに、内転筋が弱い方には、専門的なエクササイズ指導を行い、筋力を効果的に向上させます。これにより、股関節や骨盤が安定し、長時間のデスクワークでも腰痛が発生しにくい状態を作り上げます。
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終わりに
デスクワークによる腰痛に悩まされている方は、内転筋の弱さが原因かもしれません。内転筋と姿勢筋のバランスを整えることで、腰痛の改善だけでなく、全身の健康にも良い影響を与えることができます。えびす整骨院では、専門的なケアとサポートを提供しており、一人ひとりの体の状態に合わせた施術を行っています。腰痛に悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください!