脊柱管狭窄症とは？

まず脊柱管とは背骨、椎間板、関節、靱帯などで囲まれた神経が通るトンネルです。

年齢を重ねると背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、靱帯が厚くなって神経の通る脊柱管が狭くなり、それによって神経が圧迫を受け、神経の血流が低下して脊柱管狭窄症が発症します。

原因

主な原因は加齢となっており、老化現象のひとつとも言えます。
そのため高齢者に多く、若い頃に重いものを持つなど腰への負担が大きい仕事をしてきた経験があると腰部脊柱管狭窄症のリスクが上昇します。

症状

主な症状として
  • 腰が痛い
  • 腰の重い
  • 脚が痛い
  • 脚がしびれる
  • 歩行し始めると脚が痛むが休むと治まる
  • 残尿感（症状がひどい場合）
などが挙げられます。

予防方法

1.正しい姿勢の維持

長時間のデスクワークや座り仕事では、背中をまっすぐに保ち、椅子に深く腰掛けることが重要です。
前かがみや猫背を避けるために、椅子の高さやデスクの位置を調整しましょう。

2. 適度な運動

筋力を維持するために、ウォーキングや水泳などの軽い運動を日常的に行います。
特に腹筋や背筋を強化することで、背骨への負担を減らします。

3. 体重管理

適正な体重を維持することで、背骨への過剰な負担を避けます。

4. 重いものを持ち上げる時の注意

腰を曲げずに膝を曲げて物を持ち上げるようにしましょう。
無理な力をかけず、できるだけ近くに重いものを持ち上げるようにします。

治療期間の目安

治療期間は個々の症状の程度や原因によりますが、一般的には数週間から数ヶ月かかることが多いです。
軽度の症状の場合、数週間の保存療法で改善することがありますが、重度の場合や症状が慢性化している場合は、数ヶ月以上の治療が必要になることもあります。

セルフケア

腰部脊柱管狭窄症のセルフケアいおいて大切なことは以下の2点です。

  • 狭くなっている神経の通り道を広げて、神経の圧迫を取り除く
  • 腰や足の付け根の、関節の動きを妨げる筋肉の凝りをほぐす
それらを踏まえて以下のストレッチをやってみましょう。

⓵ 膝抱えストレッチ

神経の通り道を広げ、背中の筋肉をほぐします。

  • 仰向けになり両膝をかかえます
  • 太ももをお腹に近づけるようにします
  • 15秒キープします
  • 5回ほど繰り返します

②片膝立ちストレッチ

太ももの前の筋肉である腸腰筋のストレッチです。
腸腰筋が硬くなると腰が反る姿勢になりやすいため、柔軟性を保つことが大切になります。

  • 壁などを支えにして片膝立ちになります
  • 膝をつけている方の足を後ろに少し引きます
  • 前方の足の膝を曲げて、膝をついている方の太ももの前をストレッチします
ストレッチは継続することが大切です。
ですがもし痛みがある場合は無理せず安静にしましょう。

 NG行動

腰を強く反らす、腰をひねる運動はあまりやらないようにしましょう。
脊柱管がさらに狭くなってしまうので、より神経が圧迫され、症状が悪化する危険性があります。

それから重い物を持つのも避けていただいた方が良いでしょう。
そのような行動は腰に負担がかかってしまいます。

以上のことを気を付けてみてください。

よくある質問

自宅で脊柱管狭窄症の痛みを和らげる方法はありますか？

自宅で脊柱管狭窄症の痛みを和らげるための方法としては、以下のようなものがあります。

● 温熱療法
痛みのある部位を温めることで、筋肉の緊張を和らげます。

● 軽いストレッチ
無理のない範囲で腰や背中のストレッチを行い、血行を促進します。 

● 休息
痛みが強い場合は無理をせず、十分な休息を取ることが重要です。

脊柱管狭窄症は完治しますか？

脊柱管狭窄症は、原因や症状の程度によっては完全に治ることが難しい場合があります。

しかし、適切な治療と生活習慣の改善により、痛みや不快感を大幅に軽減し、日常生活を快適に過ごすことが可能です。
治療には、物理療法、薬物療法、手術などがあり、専門家の指導の下で最適な治療方法を選択することが大切です。

椎脊柱管狭窄症を予防するための生活習慣にはどのようなものがありますか？

脊柱管狭窄症を予防するためには、以下のような生活習慣を取り入れることが有効です

● 定期的な運動
ウォーキングやストレッチなど、背骨をサポートする筋肉を強化する運動を行います。

● 姿勢の改善
長時間のデスクワークや座り仕事では、正しい姿勢を保つことが重要です。 

● 体重管理
適正な体重を維持することで、背骨への負担を減らします。

● バランスの取れた食事
骨や筋肉の健康を維持するために、カルシウムやビタミンDを含むバランスの取れた食事を心掛けます。

脊柱管狭窄症をほっとくとどうなりますか？

脊柱管狭窄症を放置すると、痛みやしびれが悪化し、日常生活に支障をきたすことがあります。

進行すると、歩行困難や筋力低下、排尿・排便の障害が現れることもあります。
早期の診断と適切な治療が重要であり、症状を感じたら速やかに専門家に相談することをお勧めします。

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この記事の作成者

中西　将也

骨盤矯正や猫背矯正といった考え方にとらわれず、お客様の癖、つまり今の姿勢を活かしながら楽にしていくことができるような施術を行います！

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