「子どもが最近、運動後に膝の下を痛がる…」「膝が腫れて、正座ができない…」そんなお悩みはありませんか?

それは成長期の子どもに多い“オスグッド病”かもしれません。特に部活動などで体をよく動かす中高生に多く見られる症状です。この記事では、オスグッド病の特徴・原因から、整骨院での治療方法、日常でのセルフケアまで詳しく解説します。早めに対応することで痛みを軽減し、部活や日常生活にも支障を出さずに済みます。お子さんの膝痛が気になる保護者の方は、ぜひご覧ください。


🔷【目次】

  1. オスグッド病とは?症状と原因を解説
  2. 整骨院での施術が効果的な理由と治療法
  3. 自宅でできる改善方法・セルフケア・注意点
  4. 整骨院を受診すべきタイミングとは?
  5. まとめ:成長期の膝を守るためにできること


1. オスグッド病とは?症状と原因を解説

**オスグッド病(正式名:オスグッド・シュラッター病)**は、成長期の中高生、特にスポーツをしている男の子に多く見られる膝の障害です。
膝のお皿(膝蓋骨)の下にある「脛骨粗面(けいこつそめん)」と呼ばれる部分に痛みや腫れが起こります。

主な症状は次の通りです:

  • 運動後に膝下が痛む
  • 膝下が出っ張って腫れている
  • 正座やしゃがむ動作が困難
  • 触れると痛みがある

この病気の原因は、急激な骨の成長と筋肉・腱の引っ張りのアンバランスです。特に太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)が硬くなると、脛骨粗面に強い牽引力がかかり、炎症や痛みが生じます。

ジャンプやダッシュ、屈伸の多い運動(サッカー、バスケ、バレーボールなど)をしているお子さんは特に注意が必要です。



2. 整骨院での施術が効果的な理由と治療法

オスグッド病は成長に伴う一時的な症状と思われがちですが、正しい治療をせずに放置すると、痛みが長引いたり、骨が変形したままになってしまうこともあります。

整骨院では、痛みの出ている膝だけでなく、筋肉の柔軟性や体のバランスに着目して治療を行います。

具体的な施術内容は以下のようになります:

  • 筋肉の緊張を緩める手技療法(マッサージや筋膜リリース)
    → 大腿四頭筋やハムストリングスの柔軟性を高めて膝への負担を軽減
  • 骨盤や股関節のバランス調整
    → 成長期特有の姿勢の乱れを改善し、体全体の使い方を見直す
  • 電気治療・温熱療法
    → 痛みを抑え、炎症の回復をサポート
  • 運動指導・ストレッチ法の指導
    → 部活動を無理なく継続できるよう、再発予防も含めたアプローチ

部活を休ませるだけでは根本改善にならないため、専門的な治療と正しい運動管理が必要です。


3. 自宅でできる改善方法・セルフケア・注意点

整骨院での施術に加え、自宅でのセルフケアもオスグッドの早期改善に効果的です。

✅ ストレッチ

特に硬くなりがちな「大腿四頭筋」「ハムストリングス」「ふくらはぎ」のストレッチを習慣化しましょう。入浴後など、筋肉が温まっているタイミングが効果的です。

✅ アイシング

運動後や痛みが強い時は、10〜15分程度のアイシングで炎症を抑えるのが有効です。

✅ サポーターの使用

運動時には膝用のサポーターを使うことで、膝下の負担を軽減できます。

✅ 日常の注意点

  • 無理に痛みを我慢して練習を続けない
  • 急激な運動量の増加を避ける
  • 正座や深いしゃがみこみ動作を控える

お子さん本人だけでなく、指導者や保護者の理解も非常に重要です。


4. 整骨院を受診すべきタイミングとは?

次のような症状が見られた場合は、できるだけ早く整骨院へ相談しましょう。

  • 運動後に毎回膝が痛む
  • 2週間以上痛みが続く
  • 膝下の骨が出っ張ってきた
  • 正座やしゃがみ込みができない
  • 成長期が終わっても痛みが引かない

早期に治療を開始すれば、部活動を完全に休むことなく、痛みをコントロールしながら練習を続ける方法を見つけることも可能です。


まとめ

オスグッド病は、成長期の中高生に多く見られる膝の痛みで、特にスポーツをしている子どもに多い症状です。痛みを放置せず、整骨院で筋肉の柔軟性や体のバランスを整えることで、痛みの緩和と再発防止が可能です。また、自宅でのストレッチやアイシング、日常生活での注意を取り入れることも効果的です。お子さまの膝痛が続いている場合は、ぜひお早めに整骨院へご相談ください。将来の膝を守るために、今できることから始めましょう。


この記事の作成者

中西 将也

骨盤矯正や猫背矯正といった考え方にとらわれず、お客様の癖、つまり今の姿勢を活かしながら楽にしていくことができるような施術を行います!

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